あしたのきみに

2018.5生まれの高度難聴疑惑女子「桃」のこと。

再検査、大学病院へ。

雨の朝

今日は桃の聴力の再検査の日です。

「簡易検査」と聞いているので、OAEじゃないかと思っていました。

でも、何時に終わるかわからない。

こども1♀は学校が6時間授業の日なので帰宅は16時前、
こども2♂と3♀は幼稚園の延長保育を依頼し、
こども4♂は夫に会社を午前半休してもらった。
万が一検査が長引いて夫の出勤時間になってしまったら、出勤がてら病院までこども4♂を連れてきてもらってわたしが回収する…というシナリオも立てて、桃とふたりで病院へGo.

雨のせいで道路は混んでるし、駐車場も混雑していて離れしか空きがなかった…
でも、いざ出陣です。

 

到着、そして前準備

病院へ着いて受付を済ませると、ほどなくして診察室へ呼ばれました。

ん?検査室から呼ばれるものだと思っていたのでびっくり。

なにかと思ったら、検査前の耳内のチェックでした。

女医さんが桃の耳の中をしっかりチェックしてくれる。
そうそう、こういうことをお願いしたかったのよ、市民病院にも。

市民病院はやったって言っていたけれど、たぶんやってないと思う。

だってあのABR検査の日、そこに居たのは検査技師さんだけ。
耳の中を診断できる医師はあの場にいなかったもの。
改めて市民病院のテキトーさに腹立たしさがこみ上げる。

 

鼻詰まりで薬を飲んでいることを伝えたけれど、特に耳への症状は出ていないとのこと。
よかった!これで検査できる!

授乳室へ移動し、桃へたっぷり授乳。その後検査室用の待合室へ戻り、抱っこしてゆらゆら揺れながら桃が寝るのを待ちました。

 

偶然ばったり!

桃を抱っこしていると、両耳に補聴器をした男の子が待合室へ入ってきた。

その子の着ている服を見てびっくり!

なんと、こども2♂と3♀が通う幼稚園の園章が入った、見慣れた体操服を着ている!

 

そして、遅れて入ってきたお母さん。
たぶんお互い初めて見る顔だけれど、お互いなんとなく「あ、こんにちは…」と挨拶。

つい「〇〇幼稚園ですよね?うちの上の子も〇〇幼稚園の△組と□組です!」と言った。

その男の子は年中さんで、我が家のお隣に住んでいる女の子と同じクラスの子だった。

3歳児検診で難聴に気付き、以来1年以上ここへ通っているらしい。

そうか!
先日「桃ちゃん、ホントに耳聞こえてないの?聞こえてそうなんだけどなぁ…」と聞いてきた幼稚園の先生。
去年、この男の子のクラスの担任だったんだ!
だから、難聴のことをいろいろ知ってたんだ!
話の点と点が線でつながった。

その男の子は、確かに言葉の一部に発音しづらそうなところがあったけれど、補聴器を付けている生活がなじんでいるように見えた。
プールの時も自分で補聴器の付け外しをしているらしいし、聞き疲れると「疲れた」と言って自分から外すんだとか。

笑顔のとってもかわいい男の子で、補聴器をつけていることでなにか不都合を感じている風ではなかった。
ご本人やご家族の本音はもちろんわからないけれど、わたしにはそう見えました。

なんだか、明るい気持ちにさせてくれる空気を持っている男の子でした。

こんなにちいさな男の子でも、難聴と上手に付き合う術を知っている。
その姿に、本当に心打たれました。

 

長くなったので、続きは改めて…。