「桃はかわいそうじゃない。だって
冷徹で、飾りのない正しい言葉
小3のこども1♀に聞いてみた。
「桃、耳聞こえなくてかわいそうだなって思う?」
「ううん」
こども1♀は即答した。
「どうして?」
「だって、耳が聞こえないくらいで死なないから」
小3のこどもの口から出る言葉とは思えなくて、面食らった。
そして、それ以上わたしはなにも言えなかった。
他人事のように聞こえなくもない、この言葉。
でも、それは「難聴者を差別をしていない」と取ることもできた。
「かわいそう」とか「気の毒」と思うのは、自分がその立場の人間ではないから。
だから、捉え方によっては「自分(や家族)はそうならなくてよかった」とならなくもない。
だから、こども1♀のその言葉にはっとした。
たかが8年9年しか生きていないこどもの言葉に考えさせられた。
わたしなんかより、こども1♀のほうがよっぽど現状を受け止め、理解しているのかもしれない。そう思った。
そういえば、検査結果もらってない
そういわれてみれば、検査結果を紙ベースでもらわなかった。
くださいって言えばよかったんだろうか。あの時はイライラしていてそれどころじゃなかったんだけども。
思い出せるのは、左側のABRの結果は一番上と上から2番目の脳波にV波が確認できていたことと、右側は一番上~上から3番目の脳波にV波が確認できていたこと。
何db刻みで脳波をチェックしたのかは見えなかった。
ただ、高度難聴であると言われた。
高度難聴。
調べてみると、70~89dbに該当する。
障害者手帳でみると、4級or6級らしい。
全然聞こえないわけではない。でも、ほとんど聞こえていない。
そうか…。