あしたのきみに

2018.5生まれの高度難聴疑惑女子「桃」のこと。

「桃はかわいそうじゃない。だって

冷徹で、飾りのない正しい言葉

小3のこども1♀に聞いてみた。

「桃、耳聞こえなくてかわいそうだなって思う?」

「ううん」

こども1♀は即答した。

 

「どうして?」

 「だって、耳が聞こえないくらいで死なないから」

 

小3のこどもの口から出る言葉とは思えなくて、面食らった。

そして、それ以上わたしはなにも言えなかった。

 

他人事のように聞こえなくもない、この言葉。
でも、それは「難聴者を差別をしていない」と取ることもできた。

 

「かわいそう」とか「気の毒」と思うのは、自分がその立場の人間ではないから。

だから、捉え方によっては「自分(や家族)はそうならなくてよかった」とならなくもない。

だから、こども1♀のその言葉にはっとした。

 

たかが8年9年しか生きていないこどもの言葉に考えさせられた。
わたしなんかより、こども1♀のほうがよっぽど現状を受け止め、理解しているのかもしれない。そう思った。

 

そういえば、検査結果もらってない

そういわれてみれば、検査結果を紙ベースでもらわなかった。

くださいって言えばよかったんだろうか。あの時はイライラしていてそれどころじゃなかったんだけども。

思い出せるのは、左側のABRの結果は一番上と上から2番目の脳波にV波が確認できていたことと、右側は一番上~上から3番目の脳波にV波が確認できていたこと。
何db刻みで脳波をチェックしたのかは見えなかった。
ただ、高度難聴であると言われた。

 

高度難聴。
調べてみると、70~89dbに該当する。
障害者手帳でみると、4級or6級らしい。

 

全然聞こえないわけではない。でも、ほとんど聞こえていない。
そうか…。